いっすいしけん
同じ水でも、拠って立つ場所によって、四通りもの見え方があるということを表している言葉です。衣食が足りている人から見れば「単なる水」でも、砂漠にいる人にとっては何よりも大切な命綱です。
一方、過去に溺れたり水によって害を受けたりしたことのある人にとっては、見るのも忌まわしいものになってしまいます。
どれが正解で、どれが間違いということはなく、それぞれがそれぞれの真実の中で生きているということです。
あなたにとって「これが真実」だと思えることも、立場が変われば、別の真実があります。
さまざまな見方があることを念頭において、自分の考えだけを押しつけることのないようにしたいものです。